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司法書士の歴史

2014.10.7

東京経済大学教授の大出良知先生による「司法書士の歴史」なる講義を受講してきました。明治・大正・昭和と激動の時代にいかにして司法書士の職域が形成されていったのかという大変興味深い内容でした。先達の血の滲むような国家等(司法省・法務省・議会・日弁連)との闘争によって現在の我々の地位があることに我ながら大変な不勉強を恥じ入りました。
昭和53年改正の国家試験導入までの幾多の改正の大枠は、大正8年の司法代書人法(案)の段階ですでに先達が提唱をしていたもので、その獲得に60年近くもかかっていることに驚かされました。その過程でのすべてが議員立法だったそうです。
大出先生の意見で「大正から昭和の時代の司法書士は、既に自分たちが実践し市民のために必要とされていることをいかに法制化し、資格としての質の高さを担保していくかという闘いであった。翻って平成の現在、簡裁訴訟代理権獲得後の確たる実際的な検証もなく、次なる名称や次なる代理権をあれこれ主張するのはどうなんでしょう。『司法書士』というのは本当に苦労して苦労して勝ち得た呼び名なんですよ!」という趣旨のことがとても心に響きました。
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